夜にごはんを食べると太るから食べないなんて言わないで

「夜はお米を食べていません」
管理栄養士として栄養指導の個別面談をしていると、こういうセリフをよく聞きます。

お米に限らず、パンやパスタなど糖質を抜いているという人が増えているんです。
でも、夜に糖質をとらないことって、健康にいいのでしょうか?

実は私も糖質制限を半年やったことがあるので、その時の経験も踏まえて説明しますね。

夜にご飯を抜くことが健康にいいという人の主張

・夜は血糖値が上がりやすい
・血糖値が上がると体脂肪が合成されやすい
・結果的に太りやすい

ふむふむ、なんとなく筋が通っているような気がします。

夜もご飯はちゃんと食べた方がいいという人の主張

(1)おかずを食べすぎるので、塩分・脂肪分のとりすぎになる
(2)糖質を極端に減らすと血糖値が不安定になりやすい
(3)体内の水分量が減ってげっそり見える
(4)体が筋肉をエネルギーに変えるため筋肉量が減り、疲れやすくなる
(5)甘いものがほしくなってイライラする

この5つ、私は全部実感しました。

(1)おかずを食べすぎるので、塩分・脂肪分のとりすぎになる
ごはんって塩分はほぼゼロ、脂肪分はたったの2%!
ご飯を食べると献立の栄養バランスがとってもいいんです!
しかも経済的!!

(2)糖質を極端に減らすと血糖値が不安定になりやすい
糖質は体のエネルギー源なので、
適度に食べないと体はいつも不安でいっぱいになります。
血糖値も乱れやすいので毎食食べるのがおすすめ

(3)体内の水分量が減ってげっそり見える
糖質は体内で水分と結びついています。
だから糖質制限すると水分不足になってしまいます。
体重は減りますが、失った水分は補わないとカラカラの体に。

(4)体が筋肉をエネルギーに変えるため筋肉量が減り、疲れやすくなる
糖質制限中は糖質以外のものをしっかり食べないと筋肉が減ります。
私はそうでした。筋肉が減ると基礎代謝が下がって疲れやすくなるんです。

(5)甘いものがほしくなってイライラする
糖質は脳の大好物なので、足りないと脳のご機嫌が悪くなります。
イライラしたり、ぼーっとしたり、仕事でミスが増えたり。

これらの症状はご飯を3食食べるようになると
きれいさっぱり解決しました。

結局、体は糖質を必要としているので、
ちゃんととってあげることが大切なのだとつくづく感じています。

もしもあなたが
・ダイエットでイライラしている
・お菓子がやめられない
・疲れやすい

と感じているなら、
お米を食べていないからかもしれませんよ。

夜はご飯を抜いているという人は、
ご飯を食べて脂分の多いおかずを減らしてみるといいでしょう。

ごはん量の目安は大人の女性で毎食お茶碗1杯ぐらい。
150g程度が適量なので、一度はかりで量ってみるといいですね。

夜にごはんを食べて、幸せ気分で健康になりましょう♪

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