ニートが肥満の解消を防ぐかもしれないってどういうこと?

大阪・京都を中心に
忙しく働く女性の心と体をリセットする
断捨離ごはんアドバイザー

管理栄養士の留美です(*^^*)

NEATって聞いたことありますか?

若いけど仕事も勉強もしていない人
NEET(英: Not in Education, Employment or Training)
ではありません。

NEATとは(英:nonexercise activity thermogenesis)の略で、意識的に行う運動ではなく、家事や通勤・通学など日常生活における動作で無意識に消費される熱量(カロリー)のこと。

例えば、エスカレーターのかわりに階段を使う、歩いて買い物に行く、庭掃除をするなど、「運動してます」っていうほどでもない活動量のこと。

このNEATの量を増やすことが、肥満の解消につながる可能性が、アメリカの研究で示されました。
 
 
アメリカの研究病院メイヨークリニックの研究グループが、痩せ気味の人と肥満気味の人合計20人を対象に10日間、行動を観察する実験を行いました。

すると痩せ気味の人は肥満気味の人より、1日164分も座っている時間が短く、さらに1日平均153分も立ったり動いたりしている時間が長かったんです!!

ということは痩せ気味の人は肥満気味の人よりも1日平均約350kcal多く消費しているということになります。

350kcalといえば、ショートケーキ約1個分。それが毎日積みかさなれば、そりゃ肥満気味にもなるでしょう。

 
 
日常でちょこちょこ運動してNEATを増やせば、肥満が予防できる可能性があります。

わざわざスポーツジムに通ったり、ウェアやシューズを買ってジョギングする必要はありません。

    • いつもは車で行く買い物に歩いていく
    • ゴミ捨てに行ったついでに散歩する
    • 念入りにお風呂掃除する
    • 通勤では電車内で立つ
    • 階段を利用する
    • 職場ではワンフロア上のトイレに行く
    • 駐車場では入り口から遠くに停める
    • 立ってテレビを見る

など…

これぐらいならできそうなものばかりでしょ。
 
 

そういえば、通勤で電動自転車を利用するようになった女性が、半年で5㎏太ったと聞いたことがあります。片道40分の自転車通勤は負担だったとのことですが、肥満予防には一躍かっていたということですね。

この話を聞いて以来、私は電車内で立ち、駅まで自転車のかわりに歩くようにしています。なるべく、ですけど。

この成果が肥満予防につながりますように。
 
 
それではみなさん、今日もおいしく食べて、一日元気に過ごしましょう!