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忙しく働く女性の心と体をリセットする
管理栄養士の杉本 留美です
夕方になるとお腹が空いて、ついついお菓子に手が伸びる。オフィスの引き出しにはお菓子がぎっしり!
これは不健康OL時代の私の話ですが、食べる断食の講師をしていると、こういう方がたくさんおられます。
そんな人におすすめなのが、間食ではなく補食をとること!
間食と補食の違いは?

補食とはおやつの正式名称。3食の食事で摂りきれない栄養を補うものです。小さな子供さんんは胃袋が小さいので、10時と15時に補食をとりますよね。
ただ、大人の私たちには補食は必ずしも必要ではありません。体力を消耗する仕事をしている方やアスリートでなければ、3食を基本にしてそれ以外は食べなくても大丈夫。
それでもどうしてもお腹が空く場合、食べるなら時間は昼と夜の間。
15時ごろが食べたものが脂肪に変わりにくい時間と言われています。夕方以降の補食は消費されにくいのでおすすめできません。
また、昼と夜の食事間隔が8時間以上空く方や、夕食が20時以降と遅くなる方は、夕方に補食をとるほうがいいでしょう。
食事間隔が開きすぎるとパフォーマンスが落ちるだけでなく、次の食事で食べるぎて血糖値を上げやすく、太りやすくなる傾向があります。適切に補食をとることで、夕食時の食べ過ぎを防ぎ、遅い時間の夕食を減らすことができるのです。
補食には何を食べたらいいの?
おススメできない補食

甘いお菓子や飲み物、スナック菓子などはオススメできません。
「あまいもの」と「あぶら」
この2つの「あ」は、カロリーはあるけど栄養はないものの代表格。
一時の満足感は得られても、体は元気にならないので余分にカロリーを摂っただけになります。
体がエネルギーを欲しがっている時は、体の栄養になるものを食べましょう。
おすすめできる補食
体の栄養になって疲れを癒してくれる食品がおすすめです。ランチを買いに行く時の買い物リストに追加してみてください。
おにぎり
サンドイッチ
ゆで卵
バナナ
カットフルーツ
ドライフルーツ
(砂糖不使用の物)
ナッツ
(素焼きの物)
小魚アーモンド
甘栗
焼き芋
ほしいも
寒天デザート
プリン
(卵と牛乳使用のもの)
チーズ
ヨーグルト
牛乳
豆乳など
ただしどれだけ食べてもいいわけではありません。目安は1日200kcal程度。食べ過ぎは要注意です。
補食を食べるうえで気を付けることは?
補食を食べたら、その分を夕食から減らすようにしましょう。
夕方に夕食を前借りしておくイメージです。
夕方以降は1日働いて傷ついた細胞を修復する時間。体は栄養を取り込むモードに切り替わるので、エネルギーは消費されにくくなります。
夕方の早い時間に夕食を一部済ませておくことで、ダイエットにもつながります。
いかがですか?
夕方の疲れた時間、栄養のある補食で体をいたわってあげてくださいね。
では、今日もおいしく食べて、元気に過ごしましょう!