食育コミュニケーター 徳永ひろみさん主催の「副菜作り置き料理教室」に参加してきました。

1時間ほどの講義のあと、約1時間で10品の作り置きメニューを作るという、内容の濃い料理教室です。
徳永さんと知り合ったのは、寝屋川市で開催された7月のお誕生日を祝う会。食育分野にかかわるいろんなジャンルの方と交流が持てたのですが、徳永さんもその一人。
その時にこの料理教室を知り、とっても興味がわいたので参加させていただいたというわけです。
徳永さんは昨年6月からこの料理教室を大阪市の旭区民センターで月1回スタート。その後、クレオ大阪中央や鶴見区民センターなどからもお声がかかり、1年でなんと500名以上の受講生に教えられたそうです。
今回、受講してみて、人気の秘密がわかったのでご紹介させて頂きます。
【目次】
料理の前に野菜や作り置きのお勉強を少し

はじめに、今日使う野菜の栄養、野菜のフリージング(冷凍保存)方法などについて講義を受けました。
ふだんからキノコやおろししょうが、青菜類などはよく冷凍していましたが、山芋をすりおろして冷凍できることや、しょうがは生のまま冷凍して、そのつどすりおろして使ってもいいことなどは新発見!
トマトは冷凍して解凍すると、簡単に皮がむけるというのも便利なので試してみようと思います。
チームに分かれて作り置き惣菜づくりスタート
調理手順を説明された後、誰が何を作るかをやんわり決めて調理がスタート。徳永さんが料理別にあらかじめ材料を振り分けてくれていました。

この日のメニューは以下の10品
- スタミナプルコギ(冷凍1ヵ月)
- かぼちゃとしめじのカレーチーズ焼き(冷凍1ヵ月)
- ゴーヤとスパムの炒め物(冷凍1ヵ月)
- ブロッコリーと切り干し大根のトマト煮(冷凍1ヵ月)
- コーンと切り干し大根のコールスロー(冷蔵で3日)
- ナスとトマトのチーズ焼き(冷凍1ヵ月)
- キーマカレー(冷凍1ヵ月)
- 旬のトウモロコシごはん
- モロヘイヤと卵のスープ
どれも作り置きすることを前提とした献立なので、保存期間がレシピに記載されています。これはすてきな心遣い。
コーンと切り干し大根のコールスローはマヨネーズが入っているので冷凍保存ではなく冷蔵保存ですが、ほとんどは冷凍で1ヵ月保存OK!
参加者さんのほとんどは料理に慣れた主婦の方で、中にはこの教室の常連さんもいるので、料理は順調に進みました。
私が担当したのは以下の3品。
スタミナプルコギ
ナスとトマトのチーズ焼き
モロヘイヤと卵のスープ
どれも手順がシンプル。野菜は徳永さんが料理別に振り分けてくれているので、うっかり間違うこともなく、作業がとてもしやすかったです。
家でやると材料の準備が一番大変だったりしますからね…
すごい!と思ったのはトウモロコシの粒をきれいに外せるトウモロコシカッター。
輪っかの部分にとうろもこしをセットしてぐりぐりすると、包丁では切り落としてしまう粒の根元もとれるので栄養を逃しにくいのだそう。便利で役に立つ時短グッズは忙しい主婦の強い味方ですね。
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あっという間に主食2品、主菜2品、副菜6品が完成!

1チーム4人で手分けして、あっという間に10品完成しました。
すべての料理に共通していることは、見た目が華やか!
ブロッコリーと切り干し大根のトマト煮
お弁当に入れることを想定しているので、色が映えるパプリカ、ブロッコリー、かぼちゃ、トマト、ゴーヤ、ピーマンといった緑黄色野菜がふんだんに使われています。
かぼちゃとしめじのカレーチーズ焼き
ゴーヤとスパムの炒め物
お皿に盛り付けていただきます!どれもおいしい!
中でもお気に入りはパプリカときのこのピリ辛きんぴら。この中で一番シンプルな料理ですが、見た目がきれいでおいしい!こういう作り置きが一品あると、お皿が映えますね。
初めての受講生は参加費が割引になるなどの各種割引や、惣菜冷凍ケースを2つもプレゼントしてくれるなどの特典もあり。(写真は冷凍後。左下はキーマカレー、右上は旬のトウモロコシごはん

手作りの作り置き惣菜は特別

私が子供の頃に比べて、出来合いのお惣菜って簡単に買えるようになってきました。共働きの家庭が増え、家事の手間を減らす必要があるので、便利になったこと自体は悪くありません。
それでも、家族のために手作りされた料理って特別だと思います。だって、家庭料理は家族のためだけに作られたものだから。食べてくれる人のことを思って作った料理って、素朴でもおいしいのは、気持ちがこもっているからなんですよね。
料理家の土井善晴さんは著書「一汁一菜でよいという提案」の中でこのようなことを書いておられます。
仕事でできた料理は、撮影が終わってからスタッフで食べたり、お客様にすべて持ち帰ってもらいます。そういったご馳走を一皿に盛り合わせて、帰宅した子供のために取り置いて、食べさせることを妻は一切しませんでした。私など、忙しいのにわざわざ作らなくても、あるものを食べさせればいいと思っていました。でも妻は、子供が帰ってきて『ただいま』の声を聞いてから作り上げるのです
仕事でできたご馳走と妻がその場で作った料理は、食べ物として同じでしょうか?違ううものでしょうか?全く違うものですね。
(中略)
まさに料理は愛情です。どれだけ家に帰ってホッとしていることでしょうか?愛されていることを全身で感じているのです。だから子供にとって、親の料理は特別なものです。妻のしていることの意味に気づくのが遅すぎました。妻には感謝しています。
(出典:一汁一菜でよいという提案 土井 善晴著)
この本の中で一番好きなくだりです。買ってきたお惣菜がどんなにおいしくても豪華でも、その料理は家庭料理にはかなわないんですね。
この作り置き料理教室で、他の参加者のみなさんは、「こんだけ作ってもすぐなくなる~」なんて言っておられましたが、教室に来ること自体が、とても家族想いだと感じました。
こちらの本は「料理を大変と感じている人」向けに書かれた一冊。日常的な食事はシンプルでいい。豪華である必要はない。短時間で作れて食べ飽きない一汁一菜というスタイルと大切にしましょうという提案が書かれた名著です。興味のある方は手に取ってみて下さい。
最後にお知らせ2件
徳永さんの作り置き料理教室は毎月開催!
この料理教室、9月も鶴見区民センター、旭区民センター、クレオ大阪中央で開催されます。
遠足や運動会などお弁当を作る機会が多い季節にぴったりな10品を教えてくれますよ。興味のある方はぜひご参加ください。
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「運動会・遠足のお弁当はおまかせ!副菜作り置き料理教室」

管理人の雑穀ワークショップを淡路島で開催!

また、9月18日(火)は淡路島で雑穀ワークショップ「雑穀スリム 食べて健康 スッキリボディーへの道」を開催します。
7月に大阪で開催して、ご好評いただいた雑穀ワークショップの淡路島バージョン。海の見える癒しのプライベートサロンをお借りしてリゾート気分を味わいながら雑穀について学べます。雑穀たっぷりランチ付き。
↓Facebookのイベントページはコチラ
雑穀スリム★食べて健康 スッキリボディーへの道 in 淡路島
ご興味のある方はFacebookページかコメント欄よりお申込みいただけます。
では今日も、おいしく食べて、元気に過ごしましょう!