阪急うめだ店の青果店で枝豆をテーマに食のコンシェルジュを実施

8月24日の金曜日は阪急うめだ店の青果店「赤と青」さんで「食のコンシェルジュ」のお仕事でした。

今回のテーマは「枝豆」

ということでこの記事では金曜日のお仕事報告と、枝豆の栄養についてご紹介します。
 
【目次】

 
 

枝豆をテーマにした食のコンシェルジュのお仕事

このお仕事では、お店が決めたテーマの野菜を使った一品料理を作り、試食してもらいながら、その野菜の栄養について伝えます。

枝豆といえば大豆が成熟する前に収穫されたもの。ですから「豆」と「緑黄色野菜」両方のいいところを兼ね備えている栄養価が高い健康フードなんです。

大豆にも多く含まれている食物繊維、カリウム、マグネシウム、鉄分、ビタミンB1がが豊富なことに加え、未成熟だからこそ多い栄養素もたくさん。同量の大豆と比較すると、葉酸は約6倍、ビタミンCは約15倍、βカロテンは約97倍も入っているんですよー。

とはいえ、店頭でなかなかここまで詳しくは伝えられないので、細かいことは資料にまとめ、お客様とお話しするのはほとんど食べ方なレシピのお話になります。

レシピといっても、枝豆といえばシンプルな塩茹でが一番おいしい!と思っているので、どんな料理にしようかと悩みました。ただ、塩茹でだと阪急百貨店さんの青果店でお買い物されるお客様の手を汚してしまうんですよね。

そこで、鞘から実を取り出し、お酢入りのさっぱりだし汁にミョウガと一緒に漬け込むとい「だし浸し」にしてみました。

 

お酢やミョウガと合わせることで、暑い夏の食欲増進にもつながります。

作り方はとっても簡単。塩茹でした枝豆を、酢と塩を入れただし汁に漬け込むだけ。一番、大変なのは枝豆をさやから出す作業ぐらいです。

シンプルですが、見た目も涼やかなので、おもてなし料理の前菜にもなりますよ。

試食でも、お客様からは「こんな食べ方あるんやねー」「みょうががきいてるわー」といったお声をいただきました。枝豆を他の食材とあわせることって確かにあまりしないですが、みょうがは合いますよ!

後日、これにプチトマトを加えてみましたが、それもおいしかったです。

ぜひ作ってみて下さい♪
 
 

枝豆のだし浸しと枝豆のゆで方レシピ

枝豆とみょうがのだし浸し

<材料(2人分)>
枝豆(さや付き)…200g
みょうが…1個
★だし汁…50㏄
★酢…大1
★塩…小さじ1/4

<作り方>
1.枝豆をゆでる(下記参照)
2.枝豆をさやからとりだす
3. みょうがは小口切りにする
4. ★の材料を合わせて冷やす
5.むいた枝豆、みょうが、だし汁を合わせる

 

枝豆のおいしいゆで方

1.1リットルの水と40gの塩を用意する
2.枝豆を洗ってよく水気を切り、塩の1/3~1/2量を枝豆にもみ込んで
うぶ毛をとり、味を染み込ませる
3.鍋に水と残りの塩を入れ火にかけ、沸騰したら枝豆を入れ、4~5分茹でる
4.ざるにあげてそのまま冷やす。うちわであおいでもOK
<注意!>水でしめてはいけません!水っぽくなります

写真では1.2㎏の枝豆にたいしてお湯が少なすぎですね…。ご自宅ではたっぷりのお湯でゆでてください。

 
 

枝豆がビールと好相性な理由

ちなみに枝豆と相性のいいビール。栄養的にも好相性ってご存知ですか?

その理由は、枝豆のたんぱく質に含まれるアミノ酸の仲間「メチオニン」と脂質のうち、リン脂質の「レシチン」。

メチオニンには、アルコールの分解を助け、肝臓への負担を軽くしてくれる効果があります。

レシチンには、肝臓にたまった脂肪を分解するはたらきがあるので、お酒で疲れ気味の肝臓を助けてくれるんです。

また、ビールのあてには揚げ物や味付けの濃いものを食べがちですが、そういった食べ物の食べすぎは、胃腸の負担やメタボのリスクを上げてしまいます。

ビールのお供の一品はヘルシーな枝豆にしておくと、その分、油や塩分の取りすぎを抑えられますね。
 
 
夏は枝豆と、ほどほどのビールを飲んで、元気に過ごしましょう!