大雨の被害の全容が日増しに明らかになってきましたね。このような大災害になるなんて、被害にあわれた方には心からお見舞い申し上げます。
このような時になんですが、昨日は誕生日でした。ステキなお祝いをしていただき、人生で最高の誕生日になりました。
お祝いメッセージをいただいた皆様、ありがとうございました♪この場を借りて御礼を申し上げます。
食と家族のつながりの講義を聴講
毎年、誕生日の時期にお出かけしている高校時代の友人と一緒に、相愛大学で中尾卓嗣先生の講義を聴講させていただきました。
中尾先生と知り合ったのは約1週間前。寝屋川市で開催された「7月の誕生日を自分でお祝いする会」です。
>>「7月の誕生日を自分でお祝いする会」の様子はコチラ
先生は農林水産省の地方出先にお勤めされています。
普段は公務を遂行しながら、休日もしくは休暇を取られてボランティアで「食と環境教育アドバイザー」としても講演活動などをされています。
「食を通じて家族とつながる」が主なテーマの講演が大変評判だと伺ったので、子育て真っ最中の同級生を誘い、大学生に交じって講義を聴かせていただいたというわけです。
相愛大学は地下鉄ニュートラムの「ポートタウン東」駅から歩いて数分。緑がいっぱいのキャンパスでした。
講義のテーマは「食からとらえる社会の課題 ~食から解決へ~」
実は具体的な内容について全くわかっていなかったのですが、私が管理栄養士としてすでに伝えていたり、これからもっと伝えていきたいと思っている内容と重なる部分がたくさんありました。
講義内容抜粋
●私たちの歯は生物学上、穀物を中心(60%以上)に食べるよう構成されているので、そのような食べ方が向いていること
●噛むことは食べるうえでとても大切。噛むと出てくる唾液には発がん物質に対する毒消し効果があるので、噛むことは健康の維持につながる
●日本人は脂肪の代謝にかかる遺伝子変異の割合が高い。ポテチやショートケーキなど油が多いものは要注意!
●ノンカロリーの清涼飲料水を飲むと、糖分を口にしたくなるので、飲む量や頻度には注意が必要。スポーツ飲料も嗜好品と位置づけて上手な利用を!
●ファーストフードに含まれる脂質は、ビック◯◯で45%!その他のメニューも熱量に占める脂質の割合が高い!
(芽生え社「食べ物と文化」より)
●妊婦さんが必要以上のダイエットをすると赤ちゃんが将来病気になるリスクが上がる!
赤ちゃんはお腹の外の世界には食べ物がないと勘違いして、少しの食べ物でも生き延びられるようにと省エネモードの体質で生まれてくるため。こういう赤ちゃんはため込み体質になるので将来、肥満や糖尿病などの生活習慣病にかかりやすい
●日本人がお菓子にかける消費額は、お米の約3.7倍!!お菓子食べ過ぎ!!
なんと1人あたり、1年で8万円以上もお菓子に遣っているのだそう!!
など…。今の日本人が抱える食の問題点についてさまざまな視点から教えていただきました。1人暮らしの方や、家族の食事を作っている方などはぜひ聞いておくといいお話です。
さらに後半には食と家族に関わるお話を音楽や映像で見せていただき、目がウルウルに!これはあかん!!
私でも泣くのだから、子供さんがいる人は泣いちゃうよねー。もちろん、友人も泣いてました。
「はなちゃんの味噌汁」での母子の絆を綴ったスライドは涙なしには見れません…
食べることは「単なる栄養摂取」ではなく、「家族とのつながり」だったり「人とのつながり」であるということを再確認。食に関わるお仕事って奥が深いなぁ。あらためて意義深い仕事に携わっているのだと実感しました。
その後は、中尾先生を外部講師として招かれた相愛大学の人文学部 准教授の井上 陽先生や向井先生、学生部・就職部 学生支援センターの竹内先生と学食でランチ。
ワンプレートランチ400円!安い!
この感じ、学生時代を思い出します。
最後にキャンパスでパチリと記念撮影。
部外者なのに堂々と移ってしまいました(笑)
その後、中尾先生、友人と私は本町へ移動し、先生方からおすすめされた「平岡珈琲店」でお茶して解散しました。このメンバーでお茶するなんて、まさに一期一会!
なかなかアカデミックな誕生日。中尾先生、誕生日だからとお茶をごちそうしていだきました。ありがとうございました。
おばちゃん聴講生を快く受け入れてくださった相愛大学の井上先生、向井先生にも感謝いたします。
中尾先生のように、楽しく、わかりやすく、心にしみるトーンで、食の大切さを伝えていきたいです。
では、今日もおいしく食べて、元気に過ごしましょう!!