今日は寒の戻りが厳しいですね。気温の寒暖差が大きいこの季節は体調管理にいつも以上に気を付けたいものです。
今日は体調管理におすすめ、ビタミン、ミネラル、食物繊維がたっぷりな天然のサプリメント、雑穀についてご紹介します。
約3か月ごとに購入している雑穀が届きました。私はブレンド雑穀ではなく、単品であわ、きび、ひえ、はとむぎ、黒米ともち麦を買っています。
容器に入れて混ぜ混ぜしたら、オリジナルブレンド雑穀が完成。野菜室で保管しています。
自分で好きな雑穀を選ぶことで、体調や体質に合わせたブレンドになるのです。でも何をどう選べいいかわかりにくいですよね。そこで、メジャーな雑穀の種類と特徴をまとめてみました。
雑穀の種類と特徴
雑穀名 |
特徴 |
こんな不調に |
---|---|---|
あわ | ビタミンB群、ナイアシン、パントテン酸、亜鉛、鉄分を含む。肌のターンオーバーを促すパントテン酸が特に豊富。ほんのり甘く、加熱するとトロトロするのでチーズの代用として使われることも。 | 肌トラブル、肥満予防、貧血 |
きび | マグネシウムやパントテン酸が肌のターンオーバーを促進。脂質代謝を促すビタミンB2や亜鉛も含んでいます。卵色をしているので卵料理やスイーツにも使いやすい。 | 肌トラブル、肥満予防 |
ひえ | ターンオーバーを促進するパントテン酸やマグネシウム、脂質代謝を促す亜鉛、むくみを防ぐカリウムが豊富。体を温める効果もある。 | 冷え性、肌トラブル、むくみ |
はとむぎ | いぼ、ニキビなど肌トラブルに有効とされる特有の成分が有名で美肌におすすめ。利尿作用があるカリウム、脂質代謝を促すビタミンB2も含む。 | 肌荒れ、いぼ、むくみ |
大麦 | 食物繊維は白米の約20倍。不溶性食物繊維に加え、βグルカンという水溶性食物繊維が豊富!βグルカンは便を柔らかくしてスルッと出やすくしてくれます。 >>大麦(もち麦)について詳しくはこちら |
便秘・下痢 |
黒米 | 黒い色素はブルーベリーにも含まれるポリフェノールのアントシアニン。抗酸化作用が強く、古くから薬膳料理に使用され「薬米」とも呼ばれる。 | 疲れやすさ |
赤米 | 抗酸化作用のあるポリフェノールのタンニンを含む。現代の米のルーツ。 | 疲れやすさ |
緑米 | 緑色は緑黄色野菜に多いクロロフィル。デトックス作用が高い | 疲れやすさ |
たかきび | 赤ワインと同じポリフェノールが多く、抗酸化作用に優れている。食物繊維、マグネシウム、鉄分、亜鉛、ビタミンB群も多く、栄養価が高い。炊くとひき肉に似ているので、ハンバーグなどに使われる たかきびの麻婆豆腐レシピはコチラ |
便秘、貧血、肌荒れ、疲れやすさ |
アマランサス | 白米に比べ、カルシウムは32倍、食物繊維は15倍、鉄分は12倍など非常に栄養豊富。水にふやけないのでプチプチした食感が楽しめる | 貧血、疲れやすさ、冷え性、生理痛 |
そばの実 | ポリフェノールのルチンを含む。ルチンには毛細血管の強化や動脈硬化の予防、脳卒中の予防に効果があるという研究結果があり、血圧降下の作用も確認されている。カリウム、マグネシウム、ビタミンB群も豊富 | 高血圧、高脂質、むくみ、肌トラブル |
これらはほんの一例です。
それぞれの雑穀にはいろんな作用があって、上記以外にもさまざまな体調の変化を感じられるかもしれません。
私は栄養価アップのために、あわ、きび、ひえを、美肌のためにはとむぎを、抗酸化力アップのために黒米を、腸内環境を整えるためにもち麦(大麦)を食べています。
冷え性の人にはひえ、貧血の人にはアマランサス、たかきび、あわなどがおすすめ。ご自分の体調や体質に合わせて好みのものを選べるといいですよね。
雑穀の食べ方、使い方、調理法
1)白米に混ぜて炊く
一番手軽な方法です。
混ぜる量は以下の通り。
・現状維持なら1合に雑穀大さじ1
・体質改善なら1合に雑穀大さじ2~3杯が目安
私はいつも3合に対して0.5合入れています。
雑穀を入れた分だけ水を加えてください。
※大麦は給水量が多いので倍量加えるのがおすすめです。
ご家族に雑穀が苦手な方がいる場合、1度で白米と雑穀米を炊き分けられる炊き分け法がおすすめです
>>炊き分け法について詳しくはコチラ
2)茹でて料理に加える
適量をまとめて茹でてタッパーに保存。サラダやドレッシングなどに加えるといいアクセントに!
茹で時間は
・小さい雑穀なら3~5分
・大きい雑穀なら10~20分が目安
抗酸化成分は水に溶けやすいので水の量はギリギリがおすすめ
冷蔵庫なら2~3日、冷凍なら2~3週間保存できます。
3)スープや煮込み料理にそのまま加える
一緒に煮込めば簡単!穀物なので適度なとろみもつきますよ。
雑穀に足りない栄養を補う相性のいい食材は?
栄養満点な雑穀ですが、完ぺきではありません。
雑穀に足りない栄養素は
ビタミンC・A
必須アミノ酸のリジン
これらを一緒に摂ることで栄養バランスが整います。
具体的な3代食材がコチラ
野菜
果物
大豆
雑穀を食べる時はたっぷり野菜の味噌汁+果物を一緒に食べましょう。
私の朝ごはんはまさにそんな感じです。雑穀ご飯に具だくさんの味噌汁は栄養バランスばっちりです!
では、今日も一日、おいしく食べて、元氣に過ごしましょう。
▼雑穀のおいしい見分け方についてはこちら
https://eiyoshi.net/2018/07/04/newzakkoku/
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