「肥満でもメタボじゃない?!」健康的肥満のカギは「酸化ストレス」




大阪・京都・神戸など関西を中心に
忙しく働く女性の心と体をリセットする
断捨離ごはんアドバイザー

管理栄養士の杉本留美です(*^^*)

 

「肥満」=「メタボ」じゃない


突然ですがみなさん、

肥満=メタボ

って思っていませんか?

違います!

メタボリック症候群とは単に肥満というだけではなく、

高血糖
高血圧
高脂質

のいずれかを伴った状態。

肥満と上記の状態が伴うと、動脈硬化が進行し、脳梗塞や心筋梗塞といった血管系の病気や、糖尿病、腎臓病などの生活習慣病を引き起こすリスクが高まります。

一方、血液検査の数値が正常なら、肥満でもメタボリックシンドロームとは診断されません。

 

そんな人いるの?

と言われそうですが、いるんです!

そういう人たちは「健康的な肥満」と呼ばれます。

通常、食べ過ぎや運動不足により肥満になると、血糖値が下がりにくくなったり、代謝異常を起こすといった「病的な肥満」になるケースがほとんど。

一方「健康的な肥満」の方はそうなりません。

その違いは何か?

大阪大学大学院医学系研究科の福原淳範寄附講座准教授(肥満脂肪病態学)、奥野陽亮助教(内分泌代謝内科学)らの研究グループが、この謎を解く発表をしました。

その内容が米国科学誌「Diabetes」に掲載されたのでざっくりご紹介します。

「健康的な肥満」は「酸化ストレス」を少なくすることが大切

これまで、肥満細胞の脂肪組織では、酸化ストレスが増加することがわかっていましたが、その役割は不明でした。

今回の研究ではこの「酸化ストレス」が、健康的な脂肪蓄積と病的な脂肪蓄積にどんな影響があるのか、マウスを使った研究により明らかになったのです。

脂肪組織に特異的に酸化ストレスを増加させたマウスと、除去したマウスで、それぞれについて脂肪蓄積を解析したところ、酸化ストレスが多いマウスは、肝臓への脂肪蓄積が増えることが明らかになりました。

肝臓に脂肪がつくと、食後の血糖値が下がりにくくなる「インスリン抵抗性」が起こりやすくなります。インスリン抵抗性が起こると、2型糖尿病になるリスクが上がるのです。

一方、脂肪組織の酸化ストレスを除去したマウスでは、インスリン抵抗性が改善され、健康的な肥満に近づきました。

つまり、酸化ストレスがあるかないかが、健康的な肥満と病的な肥満の分かれ道ということになります。

「酸化ストレス」を減らす薬があれば、肥満を原因とする二型糖尿病の治療に役立つのではないかと期待されているようです。

 

「酸化ストレス」って食べ物でも減らせる?


酸化ストレスを薬剤で減らすことができれば、二型糖尿病に限らずさまざまな病気の治療に応用できそうですね。

薬剤ほど強力ではないとしても、普段の食事で酸化ストレスを減らすことも可能です。

私たちの身体は、タバコ、放射能、紫外線、過度の運動、ストレス、環境汚染など、さまざまな要因により酸化されてしまうのですが、抗酸化作用のある栄養素を摂ることで酸化力を抑制することができます。

 

抗酸化力の高い栄養素と食べ物

栄養素

多く含む食べ物

ビタミンC 野菜・果物類に多い
ビタミンE ナッツ、カボチャ、ホウレンソウ、アボカド、キウイフルーツ、玄米、イワシ、真鯛、卵、木綿豆腐など
ポリフェノール ブルーベリー、ブドウ、紅茶、緑茶、ココア、かんきつ類、たまねぎ、玄米、黒米、豆類など
ベータカロテン 緑黄色野菜
コエンザイムQ10 カツオ、イワシ、マグロ、イカ、サバ、ブロッコリー、ホウレンソウ、ピーナッツ、大豆など


この中でコエンザイムQ10は食べ物の含有率はそれほど高くないので、体内量が減る40歳を目安にサプリメントなどで補うといいとされています。

いずれにせよ、普段から食べられそうな食べ物ばかり。

肥満の方もそうでない方も、酸化ストレスは万病のもと。抗酸化作用がある食べ物を意識して摂りたいものです。

 

 

今日の気づき

肥満には確かに病的な肥満と健康的な肥満があるとは常々思っていました。

子供の頃からずっと肥満という人には健康的な肥満が多く、20歳から10㎏以上太ったという中高年の方は、それほど太っていなくても病的な肥満になるケースが多いです。

内臓や骨、筋肉は20歳のころにだいたい完成しているので、それ以降に体重が増えると、内臓が押しつぶされたり、足腰に負担がかかるなど、物理的にも身体に悪影響を与えます。

酸化ストレスが軽減する薬剤が開発されると、生活習慣予防の発症は防げるかもしれませんが、肥満が解消されなければ体に負担がかかっていることには変わりありません。

お腹周りに10㎏のベルトをつけて過ごすことをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。

病気にならなくても足腰が弱くなるなど、体のどこかが痛むと、生活の質ががくんと落ちてしまいます。

普段の食事や生活習慣に気を付けて、まずは病的な肥満にならないことに努めていきたいものですね。

 

体にため込んだ余計なものを出し切って体内をリセットする
「食べる断食 若玄米リセットプログラム」の詳細を見る

では、今日もおいしく食べて、元気に過ごしましょう!

スポンサードリンク