「おうちごはん」をもっと気楽に経済的に！「節約ごはん」のすすめ「資源の節約」

がんばらない料理で健康をサポートする
管理栄養士の赤松留美です(*^^*)

心も体もラクになる「節約ごはん」のポイントについてご紹介。

この記事では
資源の節約についてお伝えします。

「節約ごはん」のポイント

1.お金の節約

2.時間の節約
・まとめる
切り置き、洗い置き、作り置き、まとめ買いなど

・まかせる
キッチングッズ、調理家電、食材宅配サービス、家事代行サービスなど

・片づける
冷蔵庫の整理、キッチン導線の見直しなど

・準備する
メニューを立てる、買物リストを作るなど

3.資源の節約　←今日の記事はコレ

【目次】

資源を節約する「エコ・クッキング※」でお金も時間も節約！
「エコ・クッキング※」のポイント

資源の節約をできる「エコ・クッキング※」でお金も時間も節約！

「エコ・クッキング※」という言葉をご存じでしょうか？エコ・クッキングとは身近な食生活にかかわることを環境に配慮して行うことを言います。単に、調理シーンだけではなく、買物から片付けまですべて「エコ」にできるんですよ。

うれしいのは、環境にやさしいだけではなく、家計の節約にもなること。電気・ガス・水道代などの光熱費や調味料・洗剤なども節約できます。それでは、具体的な「エコ・クッキング」のポイントをお伝えしますね。

※「エコ・クッキング」は東京ガスの登録商標です。

「エコ・クッキング※」のポイント

資源を節約するエコな買物

買物については「時間の節約準備する」でも書いた通り、ざっくりした献立を立て、買物リストを作り、決まったお店に買物に行って短時間で済ませるといいでしょう。

また、1ヶ月の食費予算を日数で割って、1日当たりの食費をいくらにするか決めておくと買いすぎを防げます。

買いすぎなければ使い忘れも減り、食材ロスを減らせます。

資源を節約するエコな調理7つのポイント

1.　鍋・フライパンや炊飯器釜の底についた水分や汚れはふき取る
水分を蒸発させるのに必要な熱を節約できます。

2.　鍋にはフタをする
フタをすることで加熱時間が短くなり、フタをしない場合に比べて年間約20％もエネルギーの節約になります

3.　火加減は鍋やフライパンの大きさに合わせて調整
強火加熱といっても鍋底からはみ出るほどの火はエネルギーを浪費してしまいます。鍋底からはみ出さない程度の火で調理しましょう。

4.　余熱を活用する
ぐつぐつ煮込む料理や茹でるものや麺類などは余熱調理が可能です。麺類ならフタをしてお湯を沸かし、2、3分ゆがいたら火を止め、フタをして袋に書かれた表示時間まで置いておけばOK！

カレーなどの煮ものも、ルゥを入れて3分ほど煮たらフタをして火を止め、煮込みたい時間だけ放置します。具材に火が通っているかどうか確認し、固ければもう少し加熱して食べれば大丈夫！

5.　ゆで汁や煮汁は少なめに
野菜は水に溶けやすい栄養素が多いので、水は少なめで蒸し調理する方が栄養損失が少なくてすみます。電子レンジ用のスチーマーを使うのも便利ですよ。

ゆで卵も卵が半分漬かる程度の水量で大丈夫。小さめの鍋に水から入れてフタをして沸騰させ、1分加熱後フタをして20分放置しておけば完成です。

6.　食材はなるべく丸ごと使う
ゴミを減らすという点でも、食べ物の栄養をまるごと頂けるという点でもおすすめ。
ピーマン…ワタも種も食べる
ブロッコリーやキャベツの芯、しいたけの軸…千切りにして煮物、炒め物に
イワシやさんま…骨も皮も食べる
など。食材を丸ごと食べることは「ホールフード」と言われ、健康的な食べ方として注目度も上がっています

7.　野菜ごみも無駄にしない
野菜の皮や種などは鍋に入れてひたひたの水を注ぎ、20～30分煮れば栄養たっぷりの野菜だしがとれます。カボチャの種はワタを取り除いてレンジで加熱し、殻をむけば、パンプキンシードに。そのまま食べてもサラダに混ぜてもおいしい